2011/08/11 (Thu) 『毒と私』 著：由井寅子

由井先生の自叙伝が幻冬舎から出版されました。
黒バックに金の枝という独特の雰囲気のある表紙に、白地に緑の文字の帯がなんだか爽やかなコントラストを描いています（帯を外すと印象が変わるんですよね〜。Amazonだと帯ナシの画像しかないみたいですが・・・）。



発売当日、Amazonサイトでは既に売り切れマークがついていた記憶がありますが（そして中古本が定価の３倍近くの値段をつけていました！）、今は数日後に発送マークになっているようです。一般書店でも平積で販売されているようですので、目にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・。

ソフトカバーの単行本は程々の厚みで夜寝る前の友としても最適なサイズです（笑）
個人的にはこの本がホメオパシー出版からではなく幻冬舎から出版されたというのがちょっと凄いな〜・・・、と感じています。なぜかというと幻冬舎って『売れる！』と思う本しか出版しないというイメージがあるからだったりします（笑）　なので今の時期に本書が幻冬舎から発売されたというのが凄いなぁ・・・、と（今の時期だからこそ、なのかしらん？）。
さて肝心の内容はというと、ここ数年の講演会などでお話しされるようになった由井先生の生い立ちをはじめとする由井先生とホメオパシーに関する歴史一大絵巻（絵巻と言っても本書は文字ばっかりですけどね（＾＾；　でも読んでいると頭の中に絵が浮かんでくるんですよ）みたいな感じの１册なのですが、自叙伝の他にもホメオパシー哲学の基礎的な考え方や予防接種についての考え方、より良い生き方についての手引き的な話、そして昨年異様に盛り上がった（！）一連のホメオパシー・バッシングについてバッシングを受けた立場からの視点での話等、色々な話が盛り沢山に書いてありますので、ホメオパシーを既にご存知の方は勿論、ホメオパシーって一体何なの？　とか、新聞で叩かれていたアレでしょ？　とか思っていらっしゃる方々が読まれると目からウロコが落ちるのではないかと思います。
ホメオパシーに関するエッセンスもギューッと集約されていますので、ホメオパシーの入門本として読んでも面白いと思いますよ。


世の中には色々な情報が玉石混合で発信されています。
TVや新聞が発信している情報が全て正しいかというと、個人的には非常に疑問があります（福島原発報道然り、ホメオパシー・バッシング然り）。
様々な情報を吟味して選択するのは私たち自身が行うことは当然なのですが、どれが正しい情報なのかという選択をするにしても、情報自体が入手困難だったら選択をすることすらできないですものねぇ・・・（Ｔ＿Ｔ；　そういう意味でも、本書は貴重な情報源のひとつになるのではないかと思います。

ところでホメオパシー・バッシングについては、バッシングされている立場でもバッシングしている立場でもない立場の方（元自衛隊陸将補だった方）の視点から書かれた本というのも、この世の中では既に発売されていたりもするのですよ。

以前のBlog.でもご紹介した本なのですが、発売当初はなぜか非常に入手困難でした。今はまたAmazon等でも在庫が復活し手軽に入手できるようになったみたいですので、ご興味のある方は併せて読んでみると面白いかと思います。



※お・ま・け※
ホメオパシー出版から発売されている由井先生の最新刊はこちらです♪
ご興味がありましたら併せてお読み下さいね。